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CO2見える化の取組み 「CO2見える化」の取組み事例について


地球温暖化対策実践活用促進事業における取組

【JAレーク大津での取組】(12月26日更新)

 滋賀県大津市でヘアリーベッチの養分のみで米の栽培に取り組んでいるJAレーク大津を対象に、温室効果ガス削減率を表示した米の試験販売を実施しました。

  • 温室効果ガス削減率表示の対象となった「はなふじ米」はカーボンフットプリント認証を取得しており、同じ地域で生産される「環境こだわり米」と比較して28%削減されています(詳しい内容についてはこちらをご覧下さい)。
  • 対象となった米については、JAレーク大津の直売店でPOPやチラシに削減率を表示し、試験的に販売を行いました。
JAレーク大津における米の温室効果ガス削減率の表示(POP、チラシ)

表示した米の試験的販売の様子

【エコプロダクツ2013への出展】(12月11日更新)

 エコプロダクツ展に参加し、本事業の対象農業者の表示商品(龍ケ崎市、JAレーク大津、徳島県)を展示するとともに、参加者から表示商品の表示内容について意見聴取を行います。

エコプロダクツ2013出展概要

 一般社団法人産業環境管理協会とグリーン購入ネットワークがエコプロダクツ2013で共同出展する「環境ラベル活用ゾーン」の中で温室効果ガス削減効果の表示を行った商品を出展します。

  • 日時:2013年12月12日(木)~14日(土)
  • 場所:東京ビッグサイト東1ホール 環境ラベル活用ゾーン

ご来場の際は是非とも「環境ラベル活用ゾーン」までお立ち寄り下さい。
エコプロダクツ2013のホームページはこちらです。


農業者の温室効果ガス排出削減への取組と農産物への表示


【茨城県龍ケ崎市での取組】

 茨城県龍ケ崎市で米の特別栽培に取り組んでいる農業者(木村裕一氏、有限会社横田農場)を対象に、温室効果ガス削減率を算定し、削減率を表示した米の試験販売を実施しました。

  • 化学肥料と農薬について、茨城県特別栽培農産物認証基準の化学合成農薬の使用回数及び化学肥料の使用量の基準をもとに削減率を算定しています。
  • 対象となった米については、地元の小売店でPOPやチラシに削減率を表示し、試験的に販売を行いました。
龍ケ崎市における米の温室効果ガス削減率の表示(POP、チラシ)

表示した米の試験的販売の様子

 今回の表示の対象となった農業者の1人である有限会社横田農場のホームページはこちらです。



CFPの取組み  カーボンフットプリントの目的や仕組みについて

CFPは、Carbon Footprint of Productsの略称です。

商品及びサービスのライフサイクル全体で排出される温室効果ガスをCO2に換算し、商品等にマークを表示します。
(CFPは農林水産分野の温室効果ガス見える化の取り組みの一つです。)


CFP算定・表示の目的


【事業者にとってのCFP】

  • カーボンフットプリントを算定することで、CO2排出量の多い工程や非効率な工程を把握することができ、効率的なCO2排出量の削減が可能になります。
  • 数値の低いカーボンフットプリントの表示により、CO2排出量の削減努力を消費者にわかりやすくアピールすることができます。
  • カーボンフットプリントの算定の過程で工程ごとの業務内容や効率性が明らかになり、経営効率の向上にもつながります。

【消費者にとってのCFP】

  • カーボンフットプリントの表示により、商品のライフサイクルを通して排出されるCO2量について信頼できる情報を入手できます。
    • カーボンフットプリントの表示には、決まった算定ルールに従って計算し、第三者の認証を得る必要があります。このため、事業者が自分の都合のよい数字を表示することができません。
  • 信頼できる情報は、消費者の次のような行動をサポートします。
    • 商品を購入する際にその商品に関するCO2排出量に関心を持つこと
    • CO2排出量も考慮した商品の購入をすること
    • CO2排出量のより少ない消費や廃棄・リサイクルに取り組むこと

CFP表示に関する信頼性確保


  • カーボンフットプリントは、「カーボンフットプリント商品別算定基準(CFP-PCR※)」と呼ばれる算定ルールが認定された商品に関してのみ、算定、共通マークにより表示ができます。
  • CFP-PCRは、意見公募、レビューアによるレビュー、レビューパネルの審査を経て認定されます。
  • 事業者は、自社の商品にカーボンフットプリントの表示をしたい場合、上記のCFP-PCRに基づいてカーボンフットプリントを算定します。
  • 事業者は、カーボンフットプリントの自社算定結果について、第三者から検証を受けます。
  • 第三者からの検証の結果、PCRに基づいて正しく算定されていることが確認された場合、CFP宣言の登録・公開申請およびCFPマーク使用許諾契約を行った上でカーボンフットプリントマークを付けて商品を販売することができます。

※CFP-PCR:Carbon Footprint of a Product - Product Category Rule の略

農林水産物でもCFP-PCRが多数策定され、野菜、ジャポニカ米、花卉等でカーボンフットプリントマーク表示を行っている商品が登場しています。 下記に生鮮品で取り組まれている代表的な事例を紹介します。


CFP表示商品 CFP-PCR(最新版) 参考(出典)※
トップバリュグリーンアイ特別栽培米
あきたこまち はなふじ米(JAレーク大津)
めぐみ野ひとめぼれ
みやぎのひとめぼれ(宮城ライス)
宮城県産ひとめぼれ(タカラ米穀)
うるち米(ジャポニカ米)
(認定CFP-PCR番号:PA-AA-02)
出典:http://www.cfp-japan.jp/info/p_detail.php?id=170&p=1
宮崎県産トップバリュグリーンアイピーマン
北海道(JA北はるか)産 フルーツトマト
北海道(JA北はるか)産 南瓜
野菜及び果実
(認定CFP-PCR番号:PA-BF-04)
出典:http://www.cfp-japan.jp/info/p_detail.php?id=87&p=2
菌床しいたけ100gトレイ きのこ類
(認定CFP-PCR番号:PA-BW-02)
出典:http://www.cfp-japan.jp/info/p_detail.php?id=200&p=2
岩手ファームのたまご 食用鳥卵
(認定CFP-PCR番号:PA-CN-01)
出典:http://www.cfp-japan.jp/info/p_detail.php?id=205&p=3
メルヘンローズのバラ
荘花園のバラ
安彦園芸のバラ
梶農園のバラ
花プランのバラ
JAみなべいなみMPS研究会の花
(カーネーション、ひまわり、ダリア 等)
花き
(認定CFP-PCR番号:PA-AW-02)
出典:http://www.cfp-japan.jp/info/p_detail.php?id=2&p=3

※写真はCFP表示商品に示す赤字の商品のものです。

2012/9/4時点での公表分  出典:http://www.cfp-japan.jp/info/index.ph



その他「CO2見える化」の取組み その他の「CO2見える化」の取組み事例について

「カーボンフットプリント」制度以外の「見える化」の方法として、簡易算定ツール(農産物のCO2簡易算定)の他、各地方では例えば以下のような独自性ある「見える化」結果を表示する取り組みが存在します。
 これらの取り組みでも、「見える化」によるアピールが行われています。





表示方法 農業分野におけるCO2見える化に向けて

 CO2「見える化」の目的は様々ですが、CO2排出量の削減努力を加工業者や流通業者、消費者にわかりやすくアピールすることは重要な目的の一つです。このため、「農林水産分野における温室効果ガス排出量の算定ツールを利用した排出量・削減量等の表示ガイド」を作成し、表示に対する考え方を整理しました。
 ここでは一般的な表示方法のあり方と簡易算定ツールを用いて表示する具体的な方法を示します。詳細は、表示ガイドをご参照ください。


ガイドの活用目的、活用者、活用内容


活用目的
  • 生産者等の表示取組により、排出削減の努力や工夫等を一般消費者等にアピールすること
  • 農林水産分野における排出量・削減量等の表示により、生産者、一般消費者、流通・小売業者等の意識を高め、温室効果ガス排出量削減を推進すること
活用者
  • 生産者及び生産者により構成される団体
  • 普及指導員や営農指導員等、営農計画や生産活動を支援する人
  • 地方自治体関係者
※簡易に算定し表示することを想定している人。
※※生産者が直売所等で自らの商品に表示することを中心に想定。ただし、複数生産者で表示する場合も想定し留意事項を記載
対象品目
  • 農産物(米、雑穀、野菜、果実)及び一次加工品
  • 林産物(きのこ)
活用内容
  • 農林水産分野における排出量・削減量等の表示にあたっての基本的な考え方の習得
  • 農林水産分野における温室効果ガス排出量の算定ツール(以下、算定ツールと言います。)の活用方法の習得
  • 農林水産分野における排出量・削減量等の表示方法の習得

表示の基本的考え方


 農林水産分野における温室効果ガスの排出量・削減量等の表示は、農林水産業関係者の自主的・自発的な取組です。
 温室効果ガスの排出量・削減量等の表示には様々な手法があり、自ら選択できます。表示の種類は多岐にわたりますが、これらを整理すると次のようになります。
 農林水産物については、まずは主として自らの生産段階での排出削減努力を伝えることに重点を置いて、温室効果ガス排出削減効果の表示を進めるのが重要です。


削減量表示の手順


 算定ツールを利用した削減量表示の全体像を以下に示します。

 基準値に対する削減量表示の手順は以下の通りです。(経年的な削減量表示も基本的に同じ流れです)

 算定方法や対象地域をそろえて比較すること、不当表示にならないような表現方法に配慮すること等に留意して表示を行ってください。